研究課題/領域番号 |
18K17496
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 三重県立看護大学 |
研究代表者 |
関根 由紀 三重県立看護大学, 看護学部, 准教授 (60549096)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 急性心不全 / 初回立位 / アセスメントシート / 信頼性 / 妥当性 / アセスメント項目の信頼性と妥当性 |
研究成果の概要 |
初回立位のアセスメントシートにおけるアセスメント項目の信頼性の検証を行った結果,心房細動の既往歴のκ係数は0.294,p<.005,侵襲的な人工呼吸管理はκ係数0.222,p<.002,抑うつはκ係数-0.025,p>.676であった.看護師が初回立位の可否をアセスメントする際に用いた割合は,心房細動の既往歴81%,侵襲的な人工呼吸管理75.2%,抑うつ71.4%であり,内容的妥当性は高いといえる.アセスメントシートを用いたアセスメント結果と実際の立位の状態の相違は7.6%であった.これらのことから,十分な信頼性がみられない項目はあったが,内容的妥当性は高く,予測的な妥当性が示された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
急性心不全患者は、治療や病態により初回立位時に立位を取ることが困難なことが多いが、その可否をスクリーニングするアセスメントシートは国内外ともに存在しない。初回立位の可否をスクリーニングするアセスメントシートの開発を行うことで、看護師は初回立位時に適切なサポートを行うことや患者へ心構えを促すことができると考える。それにより、患者は立位の状況をイメージし安全に初回立位に取り組むことや、立位が困難であっても心構えが促されることにより自信喪失は軽減すると考える。また、継続的に看護介入を行うことで、ADLの回復や退院後のQOL (Quality of Life:生活の質)の向上に寄与すると考える。
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