研究課題/領域番号 |
18K17515
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
冨澤 登志子 弘前大学, 保健学研究科, 教授 (70333705)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 放射線看護 / 急性放射線症候群 / トリアージ / アセスメント / VR / シミュレーション / 看護 / 放射線被ばく / バーチャルリアリティ / 放射線災害 |
研究成果の概要 |
近年、世界・社会情勢の悪化により、テロや事故による放射線災害の危険性が危惧される事態が頻発している。特に傷病者発症急性期には急性放射線症候群(Acute Radiation Syndrome: ARS)のアセスメントが必要であるが、実践的なトレーニングの機会は限られており、適切に対応できる人材育成の着手は差し迫った課題である。そこで、本研究ではより多くの人材を短期間で育成できるように、ARSアセスメントVR教材を開発した。その結果、VR動画による臨場感、アセスメントのしやすさ、症例ごとのフィードバックと学習の積み重ねによる理解度など、効果が期待できる結果となった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回作成のVRによるトリアージおよび急性放射線症候群のアセスメント用教材であるが、症例パターンを10例準備してプログラム構築を行った。あくまでも急性放射線症候群の評価ができるようになることが目標であったため、内容は限定していたが、教材の内容を臨床に即した流れにしたり、複雑にすることもでき、初学者向け、上級者向けとアレンジが可能となっている。多くの被験者は携帯で視聴してもらったが、VRゴーグルの場合は撮影の仕方は解像度、光の度合いなどによって、VR酔いを10~20%で発生する可能性があることから、個別に合わせた教材配信ができる点が有用である。本事例を多言語翻訳すればグローバルな対応も可能となる。
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