研究課題/領域番号 |
18K17521
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
山口 優 九州大学, 大学病院, 看護師 (60799948)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 高度実践看護 / 臨床能力 / クリティカルケア / 救急医療サービス / ナースプラクティショナー / プロフェッショナルコンピテンシー / クリニカルコンピテンシー / エマージェンシーサービス / 救急看護 / コンピテンシー / 看護実践 / 障壁 / 促進要因 / 救急看護師 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は救急看護コンピテンシーの評価尺度の開発と妥当性の検証であった。項目抽出は文献レビューを用いて行われた。第一に国内の救急看護コンピテンシーを検討し、救急医療の現場の理解や患者の優先度の判断・診療の予測に基づいた準備、介助、調整など10のコンピテンシーを明らかにした。国内文献の質にバラツキがあり、海外文献をレビューした。質の高い看護を実践するAdvanced Practice Nurse (APN)のコンピテンシーに焦点を当て、高度実践看護の実行や急性状態の患者管理など7のコンピテンシーと関連要因を明らかにした。項目抽出は完了したが、尺度原案の作成と妥当性の検証までには至っていない。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では救急・クリティカルケアの環境で働くAPNのコンピテンシーとコンピテンシーを発揮する上での障壁と促進要因を明らかにした。従来の研究では単施設でのAPNの実践内容の明確化や理想とする役割に関する内容が多かった。本研究ではAPNが現場で実際に発揮しているコンピテンシーに関する複数の研究を統合し、実践における課題を明らかにした点に学術的意義がある。本研究の成果はAPN役割を支持し、管理者や雇用主のAPNの役割意義の認識を強化する。その結果、APNが活躍できる環境が整備され、医療の発展や救急・クリティカルケアを必要とする患者のケアの質向上に貢献する点が本研究成果の社会的意義である。
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