研究課題/領域番号 |
18K17541
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 関西福祉大学 |
研究代表者 |
高岡 宏一 関西福祉大学, 看護学部, 講師 (70781699)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 緊急度判定 / トリアージ / 救命救急センター / Emergency Severity Index / 熟練看護師 / 待機時間 / 臨床判断 / 看護師教育 / 救急看護 / 特定看護師 / 院内トリアージ / 介入研究 / 緊急度判定精度 |
研究成果の概要 |
本研究では、専門性の高いトリアージナースを対象に、JTASと米国の救急看護学会を中心に広く国際的に運用されているEmergency Severity Index(ESI)の緊急度判定精度について、模擬患者を対象としたランダム化比較試験(RCT)で検証した。 その結果,日本で最も運用されているJTASと比較して、ESIは全体的な判定精度が優れており,最も判定が困難であるレベル2の緊急度において優れた判定精度を示していた。 つまり、世界各国で運用されているESIは日本の救急臨床でも、感度を保ち導入できる可能性が高く、尚且より判定が困難な患者においてはJTASよりも優れた判定が可能である示唆を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来、逼迫する救急患者へ対応するために、医師の診察待機の可否を看護師(トリアージナース)が判断する緊急度判定が注目され、診察待機時間の短縮および救急外来での急変予防に貢献している。本邦ではJTASを筆頭に普及が進んでいるが、未だ全体的な浸透に至っていない。 本研究では、専門性の高いトリアージナースを対象に、JTASと国際的に広く運用されているESIの緊急度判定精度について、模擬患者を対象としたRCTで検証した。 ESIはJTASと比較して、患者の診察待機も判定に最も重要な基準において、高い判定精度を示した。また、諸外国に比して同等の判定精度を担保し、我が国の救急臨床に応用できることが示唆された。
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