研究課題/領域番号 |
18K17547
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
早狩 瑶子 弘前大学, 保健学研究科, 助教 (30634711)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 妊婦 / 妊娠期の腰痛 / 骨盤傾斜角度 / 胸椎後彎角度 / 腰椎前彎角度 / 足部アーチ高率 / 助産師 / 腰痛 / 足底接地面積比率 / 骨盤傾斜 / 足部アーチ / 足底接地面積 / 腰椎前彎 / 胸椎後彎 / 姿勢 |
研究成果の概要 |
妊娠中の姿勢の変化の特徴から、妊婦が日ごとに増大する腹部に対して、快適かつ安定した姿勢を保持するために、個々に異なる姿勢で適応し、特に脊柱の彎曲を増減させながら調整していることが考えられた。また、増大する腹部の荷重によって足部が扁平化する傾向にあったものの、左足部の接地面積は妊娠後期には有意に減少していた。左右の姿勢バランスの傾きも大きくなっており、妊婦の立位姿勢が不安定であることが明らかとなった。そして、妊娠期の腰痛の発症には経産婦であること、足部アーチの扁平化、腹部の突出に対して腰椎のアライメントのみで対処しているかどうかが関連していることが推察された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、助産師が妊婦に対して実践していた正しい立位姿勢についての健康教育をより丁寧に行うことの一助になることが考えられる。具体的には、腰椎の彎曲の増強ばかりでなく腰椎の平坦化にも留意することや左右の姿勢バランスの偏りを評価すること、そして、経産婦は腰痛を発症しやすい可能性を理解しておくことなどである。また、踵部に重心が変位するため、靴はヒールの高さが2~3㎝で幅の広いものを選択すること、階段では手すりを使って重心のバランスを崩さないようにすることなどの日常生活の注意点についても、すでに健康教育として実践させていることではあるが、その重要性が再確認された。
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