研究課題/領域番号 |
18K17557
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
佐藤 洋子 九州大学, 医学研究院, 助教 (90778812)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 妊娠糖尿病 / ライフスタイル / 妊娠糖尿病発症の生活因子 / セルフケア / 生活因子 |
研究成果の概要 |
2020年4月~2023年4月までに同意を得た1,464名の内、1,024名(70.0%)の回答を分析した。妊娠糖尿病妊婦は84名(8.1%)であり、非妊娠糖尿病妊婦より、年齢が高く、非妊時BMIが高かった(p<0.01)。また、妊娠中期の生活因子の特徴として、1日の食事終了時間および就寝時間が遅い傾向にあった(p=0.01,p=0.03)。妊娠中の血糖コントロールを維持するためには、妊婦に1日の食事終了時間や就寝時間を意識するよう支援する必要性が示唆された。引き続き、妊娠糖尿病妊婦の生活習慣の特徴を見出し、生活習慣と妊娠糖尿病の主な合併症との関連を検証する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
妊娠糖尿病発症には、年齢、肥満、糖尿病家族歴等の器質的因子と、食生活や運動不足等の生活因子が関連している。しかし、妊娠糖尿病と具体的な生活因子に関するエビデンスは少なく、具体的な支援内容がまだ確立されていない。本研究では、妊娠糖尿病妊婦の生活習慣の特徴として、1日の食事終了時刻の遅さや就寝時間の遅さがある可能性が示唆された。昼食から夕食までの時間が長すぎる場合や就寝直前の食事は、血糖変動に大きな影響を与えるため、妊娠中からの生活習慣改善を促す必要がある。今後、より詳細な分析を通して、具体的な生活支援を検討する。
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