研究課題/領域番号 |
18K17564
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
吉川 寛美 名古屋市立大学, 大学院看護学研究科, 講師 (40778198)
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研究期間 (年度) |
2019-02-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 感染予防 / 小児 / 病院外来 / 療養環境 / 保護者 / 認識 |
研究成果の概要 |
研究目的は、小児科外来受診時に小児が適切な感染予防行動を行うために必要な支援を明らかにすることである。1年以内に未就学児の小児科受診に付き添った保護者を対象にインターネット調査を行った。回答者数は400名であった。外来受診時の小児の行動での感染の危険性について、認識していない保護者が40%程度いた。保護者の意識を高めることで、小児の行動が改善される可能性が示唆された。一方で、小児に感染予防行動を行わせることについて、31%の保護者が「できていない」と回答した。保護者の認識が小児の感染予防行動につながらない原因を追究していく必要がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
小児は免疫機能が未熟なため多くの感染症に対し感受性が高く、感染症に罹患しやすい。医療施設の外来部門は、様々な理由で受診をした多数の患者が混在するため交差感染のリスクが高く、感染予防対策は重要である。本研究では、小児科外来受診時の小児の行動による感染の危険性を認識していない保護者の存在から、保護者の認識を高めることで小児の行動が改善されることが示唆され、また病院から出る時の手指衛生の実施に改善の余地のあることが明らかとなった。このことは小児科外来での感染予防対策の改善とともに、小児とその家族の健康にとって意義がある。
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