研究課題/領域番号 |
18K17616
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 岩手保健医療大学 |
研究代表者 |
木内 千晶 岩手保健医療大学, 看護学部, 准教授 (20363731)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | ワーク・エンゲイジメント / レジリエンス / 療養病床 / 介護老人保健施設 / 介護老人福祉施設 / メンタルヘルス / パフォーマンス / ストレス / 高齢者看護 / 高齢者施設 |
研究成果の概要 |
本研究は、療養病床、介護老人保健施設、介護老人福祉施設に勤務する看護職のワーク・エンゲイジメント因果モデルを検証し、心身の健康と仕事のパフォーマンスを促進する因果プロセスを明らかにすることを目的とした。 共分散構造分析にて、ワーク・エンゲイジメント因果モデルを検証した結果、個人の資源と仕事の資源を先行因子、ワーク・エンゲイジメントを媒介因子、心身の健康と仕事のパフォーマンスをアウトカムとする因果プロセスが明らかとなった。療養病床と高齢者施設での多母集団の同時においては、施設によるプロセスの違いが明らかになり、一部にワーク・エンゲイジメントの媒介効果が認められた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で検証したワーク・エンゲイジメント因果モデルにより、療養病床、介護老人保健施設、介護老人福祉施設における心身の健康と仕事のパフォーマンスを促進するプロセスが明らかになった。従って、それぞれの施設において、このプロセスを考慮した看護管理を検討することが可能となる。 従来のストレスマネージメントでは職場や個人のネガティブな側面に焦点があてられていたが、本研究で得られた成果は、職場や個人のポジティブ資源を調整することで、仕事に関するwell-being の状態を向上するという観点から、ストレスを抑制し仕事のパフォーマンスを促進することが期待される。
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