研究課題/領域番号 |
18K17619
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 国際医療福祉大学 |
研究代表者 |
川村 崇郎 国際医療福祉大学, 成田看護学部, 講師 (50782611)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 低血糖 / 糖尿病 / 高齢者 / 体験 / テーマ分析 / 質的研究 |
研究成果の概要 |
本研究は、糖尿病を有する高齢者が低血糖に関してどのような体験をしているのか探求することを目的とした。質的記述的研究デザインを用い、低血糖を体験する糖尿病の高齢者へインタビュー調査を行った。低血糖体験時の場面の詳細、低血糖体験前後の血糖コントロールや療養状況、低血糖に対する思いや受けとめ等についてデータ収集を行い、テーマ分析を用いて分析した。その結果、《コントロールがきかないもどかしさ》を抱えながらも、《自己肯定感を伴う低血糖のコントロール》と《自己管理という心得》を後ろ盾として、生活や価値観にもとづいて選択的に《低血糖と折り合い》をつけると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で得られた成果により、低血糖を経験する高齢の糖尿病患者への看護支援において、低血糖コントロールに関する高齢者の自己効力感、自律性も評価した上で、高齢者主体のセルフマネジメントを後押しする重要性が示されたと考えられる。このような看護支援により、高齢者は低血糖による不利益も鑑みて自身の生活や価値観にもとづいた療養上の意思決定や取り組み等ができ、選択的に低血糖と折り合いをつけられると期待される。
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