研究課題/領域番号 |
18K17620
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 学校法人文京学院 文京学院大学 (2023) 東邦大学 (2018-2022) |
研究代表者 |
上地 賢 学校法人文京学院 文京学院大学, 保健医療技術学部, 准教授 (90802520)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2018年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | 食塩 / 24時間蓄尿 / 日本人 / 食塩摂取量 / 成人 / 24時間蓄尿 / 食事記録法 / 栄養疫学 / 尿中ナトリウム排泄量 |
研究成果の概要 |
24時間蓄尿で評価した食塩摂取量の推移評価をもとに、推移に関連する要因の探索を実施した。食塩摂取量の評価法として24時間蓄尿の負担についても同時に調査した。年齢の高いものは血圧の上昇が認められ、2019年までのBMIの増加は収縮期、拡張期血圧の上昇と関連した。麺類のスープ摂取量の増加はNa排泄量の増加と、食品購入行動の増加は低下と関連した。蓄尿の負担として半数以上の者が「外出を控える必要が生じる(56.8%)」「保管場所に困る(53.6%)」と回答した。最も負担が大きい調査法として両群とも6割以上の者が食事調査を挙げた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本人集団の課題である食塩の過剰摂取について、時間経過による推移変化とその背景にある因子の調査が行われた。効果的な減塩に向けた対策を講じる際の根拠としても活用できる結果が得られた。また、食塩摂取量の評価方法を検討する上で必要になる調査対象者の負担についても、他の評価法との比較のもとで論じることができた。現在国民健康・栄養調査で実施される秤量を要する食事記録法よりも正確な結果が得られる24時間蓄尿の方が負担が少ないという報告から、今後同様の調査がより実施されることが期待できる結果となった。
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