研究課題/領域番号 |
18K17662
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 産業医科大学 |
研究代表者 |
中谷 淳子 産業医科大学, 産業保健学部, 教授 (60341525)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 中小規模事業場 / メンタルヘルス / 産業看護 / 産業保健 / 産業看護職 / 企業外労働衛生機関 / メンタルヘルス対策 / 良好事例 / 中小規模事業場のメンタルヘルス対策 / 企業外保健師による変たるヘルス支援 / メンタルヘルス対策体制づくり / 中小企業 / 保健師 / 活動指針 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、保健医療専門職が不在である中小規模事業場のメンタルヘルス対策において、企業外からの保健師の効果的な支援方法を検討することである。 中小規模事業場に対するメンタルヘルス支援の経験がある保健師11名を対象に、課題解決につながった良好事例を中心にインタビューし、成果につながる活動の因子を抽出、分析した。 保健師は、職場ごとの健康管理に関する風土やニーズ、担当者による社員の健康管理に対する意識や力量を見極め、それぞれのペースに合わせて支援を行っていた。また、支援後に、事業者が自立して活動継続できるよう担当者や職場の管理職、キーパーソンへの支援を中心に行っていた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
メンタルヘルス対策において、産業医による十分な取り組みを行うことが困難である中小規模事業場は多く、保健師による支援活動への期待が高まっている。本研究の成果は、中朝企業に対する健康支援活動を行う、全国の産業保健サービス機関(企業外労働衛生機関、産業保健総合支援センター、労働衛生コンサルタント事務所等)の保健師によるメンタルヘルス支援において、限られた時間の中で効果的、効率的な活動を行うための参考となり、我が国の労働者のメンタルヘルス向上に貢献するものと考える。また、産業医や他職種、事業場内の安全衛生担当者に対して保健師が担える役割を示すことで効果的な連携を図ることができるという効果も期待される。
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