研究課題/領域番号 |
18K17690
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 新潟医療福祉大学 |
研究代表者 |
間宮 靖幸 新潟医療福祉大学, リハビリテーション学部, 助教 (90804302)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | DLB / 幻視 / パレイドリア / 視線探索 / 視覚性注意 / レビー小体型認知症 |
研究成果の概要 |
本研究では、DLB患者とAD患者を対象として幻視のメカニズムを視覚性注意の観点から検証した。DLB群は24名、AD群は12名を対象として、各種検査および精神症状(幻視の有無や程度)の情報を収集した。またEye trackerを用いた視線探索の様子を調査した。 その結果、DLB群とAD群では視線探索の様子に差異が見られた。また、神経心理学的検査の結果と合わせて考えると、視知覚に寄らない要因によって、差異が発生していることが示唆された。またパレイドリア反応を利用した視線探索の比較を行ったところ、反応の有無により視線探索の様子に違いが見られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
回の得られた成果については、幻視のメカニズムを解明する一知見となることが予想される。幻視のメカニズムについては諸説あるが、まだ一致の知見がそろっていない。幻視の評価においては、DLB診断において中核的症状の一つに当てはまるため、その知見はDLB診断の正確性に密接に関わる。認知症性疾患の患者数は年々増加傾向であり、現時点でも600万人にも上ると言われている。また、その診断に関しては、注意深い問診、日常生活上の障害、神経心理学的検査や機能的画像検査など客観的データが求められる。日常的な診療の中で、DLBを診断する一助となると考えられる。
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