研究課題/領域番号 |
18K17693
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 常葉大学 |
研究代表者 |
加藤 倫卓 常葉大学, 健康科学部, 准教授 (80737354)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 心房細動 / 運動療法 / 心機能 / 炎症 / カテーテルアブレーション / 運動機能 / 運動耐容能 / 左室駆出率 / 再発 |
研究成果の概要 |
本研究は心房細動(AF)に対するカテーテルアブレーション(CA)後の運動療法の確立のために、CA後の運動療法の効果を無作為化比較試験にて検証した。対象は、持続性AFに対してCAを行った61人の患者で、運動療法は、中程度強度の持久力トレーニングとレジスタンストレーニングを週3回以上、6ヶ月間実施した。その結果、CA後の運動療法は上下肢筋力、運動耐容能、そして左室駆出率を有意に改善し、全身炎症の指標である高感度C反応性蛋白とペントラキシン3を有意に減少させることを解明した。また、運動療法は心房細動の再発を増加させることなく安全に実施可能であることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
心房細動患者は増加の一途をたどり、カテーテルアブレーション(CA)治療も今後増加していくことが予想されている。CAによる治療を受けた持続性心房細動患者の運動機能を維持および増加し、疾患の再発を予防することは、予後にも影響するために重要である。本研究は、運動療法がCA後に運動機能の著名な改善、全身の炎症状態や収縮期左心室機能の管理に有効であることを示し、今後の臨床応用が期待される。
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