研究課題/領域番号 |
18K17714
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
|
研究機関 | 東京大学 (2019) 金沢大学 (2018) |
研究代表者 |
三浦 由佳 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 特任助教 (30791587)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
|
キーワード | 超音波検査 / 口腔機能 / 筋力 / 舌骨常勤群 / 咽頭残留 / 画像処理 / 誤嚥 / 人工知能 / 開口力 / 舌骨上筋群 / 輝度 / 高齢者 / 誤嚥性肺炎 |
研究成果の概要 |
エコーと画像処理を用いて口腔機能改善のための介入方法の効果を評価する方法を確立することを目的とした。口腔機能の低下と関連する梨状窩の残留物は甲状軟骨を基準とした横断走査で観察が可能であり、経験を十分積んだ看護師による残留検知の感度は92.0%、特異度は71.9%と、先行研究と比べて向上していた。さらに、作成した残留物を自動で着色する画像処理プログラムは観察者の判断を支援できる可能性が示された。今後は嚥下体操などの口腔機能の改善のための介入を行う対象に画像処理を用いたエコーによる咽頭残留の観察を行い、残留物が減少するかどうか確認する有効性検証を行う必要がある。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
口腔機能の中でも特に梨状窩の咽頭残留は誤嚥と関連すると報告されている。本研究では初めて、梨状窩の咽頭残留を非侵襲で繰り返し、リアルタイムに観察可能なエコーを用いて精度よく評価できることを示した。さらに、残留物を自動で着色する画像処理プログラムを適用することで観察者の残留検知の判断を支援できる可能性を示し、エコーによる口腔機能の評価が画像処理の利用によって観察者の技術によらず精度よく実施できると考えられた。本研究の結果から、今後口腔機能の改善に向けた介入を行うにあたり、介入の効果を非侵襲、リアルタイムに、十分な質を保ち評価することができる方法を提案できたと考えられる。
|