研究課題/領域番号 |
18K17720
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 福岡国際医療福祉大学 (2020-2021) 九州大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
中薗 寿人 福岡国際医療福祉大学, 医療学部, 講師 (70814771)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 経頭蓋交流電気刺激 / 経頭蓋磁気刺激 / 運動野 / 視覚野 / 組合せ刺激 / 運動誘発電位 / 可塑性 / 一次運動野 / 反復ペアパルスTMS / 可塑的変化 |
研究成果の概要 |
経頭蓋交流電気刺激(tACS)は,頭皮上から1 mA程度の交流電気刺激を行うことで,大脳皮質の神経振動を同調させ,皮質興奮性が変化する.本研究では,tACSの位相に反復ペアパルス経頭蓋磁気刺激(rPPS)を組合せる新たな脳可塑性誘導法の開発に取り組んだ.その結果,tACSの刺激周波数と位相に依存して,rPPSによる皮質興奮性の促通効果が増強した.以上のことから,tACSを用いた組合せ刺激は,新たなニューロモデュレーションの手法として有効である可能性がある.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
非侵襲的脳刺激法は,リハビリテーションへの応用が期待されているが,その効果には個体差があり,刺激効果の持続性も短いため治療法としてまだ確立していない.本研究は,経頭蓋交流電気刺激と経頭蓋磁気刺激を組合せる新たな刺激法を開発し,安定した効果を誘導することに成功した.本研究の結果は,非侵襲的脳刺激法の治療的応用に向けた新たな展開に寄与できる可能性が高く,その社会的意義も大きい.
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