研究課題/領域番号 |
18K17729
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 東北文化学園大学 |
研究代表者 |
鈴木 博人 東北文化学園大学, 医療福祉学部, 講師 (50635430)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 理学療法士 / 動作指導 / ハンドリング / 運動学習 / 言語教示 / デモンストレーション |
研究成果の概要 |
本研究の目的は二つあり、理学療法士が行うハンドリング技術の再現性の検証と、対象者の運動参加の有無の観点からハンドリングの運動学習効果の明らかにすることであった。その結果、熟練P Tのハンドリング技術の特性は目的とする運動を時間的な誤差なく滑らかに再現できる点にあると推察された。また、ハンドリングによる学習効果については、3次元空間(重力場)における筋トルク制御を要する運動の学習には、対象者の能動運動を含んだハンドリングが必要であることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、理学療法士のハンドリングの技術特性を定量データから提示した。これは、理学療法士が動作指導に関わる意義を提示する一助になると捉えている。また、ハンドリングの技術教育の提案に寄与できる。また、対象者の運動参加の有無によるハンドリングの学習効果の差異も示した。このデータは、運動・動作指導行う際に理学療法士が対象者の運動参加の有無や可否の観点から方法を選択する根拠の一つになる。今後は研究成果を踏まえ、ハンドリングおける空間的制御の技術特性や筋電図を用いた能動・受動ハンドリングの運動学習効果の検証などを行い、ハンドリングの治療効果やその技術指導法における更なるエビデンス構築を目指す。
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