研究課題/領域番号 |
18K17738
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
|
研究機関 | 常葉大学 |
研究代表者 |
天野 徹哉 常葉大学, 保健医療学部, 准教授 (10617070)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
|
キーワード | 変形性関節症 / 予後予測 / 効果判定 / 転倒 / 筋力 / 多施設共同研究 / 変形性膝関節症 / 臨床予測式 / 理学療法診断学 / 理学療法診断 / 診断特性 |
研究成果の概要 |
本研究では地域在住変形性膝関節症患者を対象に、理学療法における客観的な臨床推論システムを構築することを目的とした。具体的には、(1)転倒リスクを予測するスクリーニングツールを導出すること、(2)筋力増強運動に対する効果判定に役立つ指標を明らかにすることを目的として実施した。 本研究の結果より、転倒歴・片脚立位テスト・5回立ち座りテストの3つの項目から構成されるスクリーニングツールは変形性膝関節症患者の転倒リスクを高い精度で予測することができた。また、ハンドヘルドダイナモメーターを用いた筋力テストの測定誤差を明らかにすることができた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高齢者の転倒は寝たきりに繋がる可能性が高く、変形性膝関節症は転倒の危険因子である。本研究で導出したスクリーニングツールは転倒リスクの高い症例を特定できるため、適切かつ効果的な転倒予防対策に役立つ指標となる可能性がある。 変形性膝関節症患者に対する理学療法として大腿四頭筋を中心とした筋力増強運動が指導・実施されている。対象者の筋力の経時的変化を的確に把握するためには筋力テストの測定誤差を明らかにする必要がある。本研究で得られた膝関節の筋力テストの測定誤差を明らかにすることができたため、筋力増強運動の効果判定に役立つ指標となる可能性がある。
|