研究課題/領域番号 |
18K17778
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 兵庫医科大学 |
研究代表者 |
丸本 浩平 兵庫医科大学, 医学部, 非常勤講師 (80594738)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 手続き記憶 / 運動学習 / パーキンソン病 / リハビリテーション / SRTT / 順序ボタン押し課題 / ニューロモデュレーション / 拡散テンソル画像 / 強化集学的ケア / 集学的リハビリテーション |
研究成果の概要 |
リハビリテーション(以下、リハビリ)の目的の一つは患者に最適な動作を学習させることであり、日常生活活動(ADL)のほとんどが潜在的学習や手続き記憶の結果によって自動化、保持される。しかしながら手続き記憶とリハビリ効果の関連を検討された研究は少ない。そこで我々は手続き記憶の障害が生じるとされるパーキンソン病(以下、PD)患者を対象として研究した。手続き記憶の能力をSerial reaction time task(SRTT)で評価して、リハビリ効果との関連について検討を行った。我々は手続き記憶とADLの改善とに関連を見つけた。PDにおいて手続き記憶能力がADL獲得の障害になっている可能性がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
リハビリの効果に差が出る原因の一つとして手続き記憶能力の差がある。リハビリは患者に最適な動作を学習させることであり、ADLのほとんどが潜在的学習や手続き記憶の結果として自動化、保持される。今回の研究ではそれを裏付ける結果を示した。これまで臨床現場で簡便に潜在的学習や手続き記憶を評価する方法がなかった。我々はその評価法の開発ならびに臨床応用を行った。この研究の成果によって様々な疾患においてリハビリの実施前にこの評価を行い、個人特性を評価してリハビリプログラムを作成することができるようになった。日本のみならず世界中でたくさんの患者がリハビリを受けており、社会的にも非常に有意義な研究であった。
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