研究課題/領域番号 |
18K17785
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
|
研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
木村 由佳 弘前大学, 医学研究科, 講師 (40455746)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
|
キーワード | 膝前十字靭帯損傷 / コアマッスルトレーニング / 損傷予防 / 神経筋コントロール機構 / 動作解析 / 神経筋コントロール / スポーツ傷害予防 / 膝前十字靭帯 / 傷害予防 / 膝前十字靱帯損傷 |
研究成果の概要 |
膝前十字靭帯(ACL)損傷をより効率的に予防を行うためには、リスクの高い選手を抽出することと、予防プログラムがどのように作用するかを解明することが重要である。本研究では、男性スポーツ選手を対象として、両脚でのジャンプ着地動作の前に疲労負荷を行わせることで、膝外反角度の増大と大腿二頭筋と大腿四頭筋の筋活動量の比(H/Q比)の低下を認め、疲労負荷によりACL損傷リスクが増大する可能性を示した。さらに6週間のコアマッスルトレーニングを行うことで、ジャンプ着地動作中の膝屈曲角度、体幹屈曲角度の増大を認めた。キネティクスと筋活動についてはトレーニング前後で有意差を認めなかった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
膝前十字靭帯(ACL)損傷は予防プログラムを行うことにより、発生頻度を減少することができるとされているが、そのメカニズムは明らかになっていない。本研究では男性スポーツ選手においては、これまで行われてきた両脚でのジャンプ着地動作のみでは、リスクの抽出は困難であり、疲労負荷によりリスクの高い選手を抽出できる可能性を示した。コアマッスルトレーニングの効果については、膝・体幹屈曲角度の増大を認め、これらはACL損傷リスクの減少につながる可能性が示されたが、ACL損傷リスク低減のメカニズムの解明には至らず、今後さらなる解析の継続が必要である。
|