研究課題/領域番号 |
18K17793
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 豊橋技術科学大学 |
研究代表者 |
稗田 睦子 豊橋技術科学大学, 総合教育院, 准教授 (70707455)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 育児ストレス / 有酸素運動 / 運動 / 精神的ストレス / 運動トレーニング / 有酸素トレーニング / 運動教室 |
研究成果の概要 |
育児ストレスの蓄積は、うつや不眠症などの精神症状の発症や幼児虐待などの深刻な問題を引き起こすリスク要因である。育児ストレスを軽減し、かつ日常生活の中で無理なく取り入れることのできる具体的な手段が必要とされている。本研究は乳幼児を育児する母親のストレスに対し、一過性の運動が及ぼす影響について調べることを目的とした。生後半年から1年以内の乳幼児を育児している母親を被験者とし、一過性の中等度の運動を行わせた。被験者から唾液中のストレスホルモンおよび気分プロフィールを評価した。本研究の結果から、有酸素運動は育児中の母親のメンタルに好影響を与えることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、有酸素性運動が乳幼児を育児する母親の精神的ストレスを軽減する可能性が示唆された。運動による育児ストレスの解消は、母親と子供との良好な関係を築き、将来を担う健全な若者世代の輩出へと繋がることが期待できる。更なる研究により、運動が育児ストレスに好影響を与えることが証明できれば、育児中の母親のメンタルヘルスのケアを目的としたプログラムの構築に期待できる。また、運動施設や託児施設などの整備を自治体への働きかけることで、母親が運動しやすい環境を整えるための一助となることが期待できる。
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