• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

運動学習効率の向上に高圧酸素曝露は貢献するか

研究課題

研究課題/領域番号 18K17798
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分59020:スポーツ科学関連
研究機関千葉工業大学

研究代表者

佐藤 和  千葉工業大学, 創造工学部, 教授 (40637914)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
キーワード運動学習 / 高気圧酸素環境 / 運動学習効率 / 事前曝露 / 加速式ロータロッド / 高圧高酸素環境 / 加速式回転棒課題 / 高圧高酸素暴露 / 高圧酸素環境 / 高圧酸素 / 運動スキル
研究成果の概要

最近、高気圧酸素(HBO)曝露が空間学習と記憶に有効であることが報告されている。HBOへの曝露は、運動課題のパフォーマンスも向上させる。これらの知見は、HBO曝露が運動学習を促進する可能性を示唆している。しかし、運動学習に対するHBO曝露の具体的な効果については、ほとんど未解明のままである。本研究では、運動学習課題に対するHBO曝露の効果を調べることを目的とした。実験動物モデルを用いて、100%酸素で2.0ATAに加圧したHBO環境曝露によって実験を実施した。その結果、HBO曝露によって運動学習獲得相にプラスの効果をもたらすことが明らかとなった。特に、運動学習の難易度が高い課題に顕著であった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、近年、認知機能を維持・向上させ得ることが報告され始めている高気圧酸素曝露による運動学習、特に獲得相に対する効果を確認したものである。本研究の結果、HBO曝露によって運動学習獲得相にプラスの効果をもたらすことが明らかとなり、特に運動学習の難易度が高い課題に顕著であった。本研究の成果は、課題実施前の曝露によって運動学習獲得効率が向上したことを世界で初めて示したものである。
本研究の成果は、運動学習に対する高気圧酸素曝露の影響を明らかにするだけでなく、動物を用いた実験モデルとなることからより詳細な検討を可能にする。また、運動学習分野のみならずリハビリテーション医学分野への応用も期待される。

報告書

(7件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて 2022 2021 2020

すべて 学会発表 (5件)

  • [学会発表] 様々な気圧の高気圧酸素環境曝露が生体に及ぼす影響2022

    • 著者名/発表者名
      佐藤 和、古川 覚
    • 学会等名
      第30回日本運動生理学会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 異なる気圧による高気圧酸素曝露が酸化・抗酸化マーカーに及ぼす影響2022

    • 著者名/発表者名
      佐藤 和
    • 学会等名
      第77回日本体力医学会大会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 運動学習における高圧高酸素曝露の効果2021

    • 著者名/発表者名
      佐藤 和
    • 学会等名
      日本体育・スポーツ・健康学会第71回大会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] 運動学習の保持過程における高圧高酸素曝露の影響2021

    • 著者名/発表者名
      佐藤 和
    • 学会等名
      第76回日本体力医学会大会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] 運動学習課題における高圧高酸素曝露の影響2020

    • 著者名/発表者名
      佐藤 和
    • 学会等名
      第75回日本体力医学会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2018-04-23   更新日: 2025-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi