研究課題/領域番号 |
18K17823
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
張 潮 福井大学, 学術研究院工学系部門, 助教 (70803419)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 人物姿勢推定 / コンピュータビジョン / 最適化 / 進化的計算 / 進化的アルゴリズム / 最適化手法 / 姿勢矯正システム / 協同性解析 / スポーツ科学 |
研究成果の概要 |
これまでに,慣性センサ式モーションキャプチャが実用化されているが,スポーツ選手の自然な動きを妨げる可能性が高く,負担がまったく無いとは言えない.本研究では,人工知能のアルゴリズムを適用することでセンサに依存しない非接触かつ非侵襲な計測システムの構築を目的とした.1年目では,主に姿勢パラメータの最適化に欠かせない基礎的なアルゴリズムを複数提案した.2年目では,1年目で得られた成果であるデータ処理の基盤アルゴリズムを2次元および3次元のデータに適用し,姿勢の類似度評価,姿勢の三次元マッチング,グラフィカルモデルによる骨格領域分割,アルゴリズムの洗練化といった具体的な項目に対して研究を進めた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,計測が容易で,安価なカメラのみで動作するセンシングシステムが実現可能になっている.申請者の研究成果であるセンシング手法を利用することによって,姿勢矯正アドバイスの自動化を目指すことが可能となり,高度なスポーツ選手の育成プログラムの充実化が図れると考えられる.また,コンピュータビジョン分野の観点からみても,安価なカメラのみで取得したデータを利用するため,オンラインでフィードバックが得られるシステムを構築する意義は大きいものと考えている.さらに,本研究の成果は,健康科学分野における姿勢治療にも適用できると考えられる.
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