研究課題/領域番号 |
18K17824
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
河村 晃宏 九州大学, システム情報科学研究院, 助教 (60706555)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 運動計測 / 運動解析 / スポーツクライミング / モーションキャプチャ / 力センサ / 力覚センサ / 情報提示インターフェース / クライミング |
研究成果の概要 |
本研究では,スポーツクライミングの動作計測および解析を行った.モーションキャプチャシステムと力覚センサシステムを組み合わせることにより,人体の姿勢と四肢にかかる力の計測を行った.モーションキャプチャでは,壁によって隠蔽されるマーカを補完可能なモデルを提案している.力の計測では,ホールドと呼ばれる突起物にかかる力をすべて計測可能であり,一般のクライミングジムの壁,ホールドに取り付けが可能な構造を実現している.また,これらの提案システムを用いて,実際のクライミングジムにおいて,クライミング動作運動計測実験を実施した.この結果,国体県代表以上の上級者のクライミング技術の一端を明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,スポーツクライミングの動作と力を同時計測可能なシステムを提案した.これまでのクライミングの動作計測では,動作と力は同時に計測されておらず,力については,一つのホールドにかかる力計測にとどまっていた.また,動作のみの幾何的な情報では,内力や四肢の力の配分などの情報は獲得できない.提案システムでは,両者を同時に計測するのみならず,四肢を支持するすべてのホールドにセンサを搭載している.これにより,クライミング動作に寄与するすべての幾何的,力学的な情報の高精度な計測が可能である.このシステムを用いて運動計測,解析を行うことで,新たなクライミング技術を解明が可能となる.
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