研究課題/領域番号 |
18K17875
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 大阪国際大学 (2019-2023) 神戸芸術工科大学 (2018) |
研究代表者 |
奥島 大 大阪国際大学, 人間科学部, 講師 (70735307)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 酸素動態 / 脱酸素化応答 / 近赤外分光法 / 近赤外時間分解分光法 / 筋酸素化動態 / 自転車運動 / 上肢自転車運動 / 下肢自転車運動 / 姿勢変化 / 近赤外線分光装置 / 筋酸素動態 / 酸素供給 |
研究成果の概要 |
近赤外分光装置を用いて測定される運動中の活動筋における脱酸素化応答は血流量に対する酸素消費のバランスを反映する。特に、筋活動量の大きな筋では高強度運動時に停滞するが、この応答が活動筋の酸素供給不足に関連するのか不明な点が多い。本研究では、活動筋における脱酸素化応答の応答曲線の特性と酸素供給不足との関連性について検討した。その結果、脱酸素化応答の停滞開始点は運動姿勢、運動様式や活動筋量増加の影響を受けにくいことが明らかになった。これらの結果は、脱酸素化応答の停滞開始点が、活動筋の酸素供給不足よりも、運動条件による影響を受けにくい末梢における循環・代謝調節機能と関連している可能性を示唆する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究結果から、脱酸素化応答の停滞開始点が活動筋における酸素供給不足といった単純な反応を反映しない可能性が明らかとなった。また、運動条件による影響を受けにくい点や最大運動強度に近い高強度運動中に生じる点を考慮すると、全身の血液運搬能力が最大に近づく際に運動を継続するための末梢における循環・代謝調節機能と関連していると推察される。本研究の成果は、活動筋の末梢における循環・代謝調節メカニズムの解明に貢献するとともに、効果的な運動処方やトレーニング法を考える上でも有用な知見になり得ると考えられる。
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