研究課題/領域番号 |
18K17883
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター |
研究代表者 |
赤澤 暢彦 独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター, スポーツ研究部, 契約研究員 (30713250)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | fMRI / 認知機能 / 疲労 / コンディション / 運動 / MRI / 実行機能 / アスリート |
研究成果の概要 |
アスリートが競技パフォーマンスを発揮するためには、運動中の認知機能も重要になると考えられている。本研究では、機能的磁気共鳴装置(fMRI)を用いた脳機能イメージング手法による脳活動動態に着目し、疲労困憊運動が認知機能および脳活動動態に及ぼす影響を検討した。疲労困憊運動の前後において、認知機能が向上した群では脳活動動態の変化は認められなかったが、認知機能が低下した群では中前頭回における脳活動賦活の増加が認められた。疲労困憊運動における認知パフォーマンスの変化には、脳活動動態パターンが影響する可能性が示唆された
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脳機能イメージングを用いた研究では、優れた認知機能を有するアスリートは少ない脳活動で認知パフォーマンスを発揮することが報告されている。しかし、運動疲労時における脳活動については不明であった。本研究では、疲労時に認知機能が低下する群では中前頭回の脳活動賦活が増大したが、認知機能が向上する群では脳活動賦活の変化は認められなかった。すなわち、運動によって変化する脳活動パターンが認知パフォーマンスに影響するという新しい学術的知見が示された。この知見より、疲労時における認知機能に関連する要因の一つが明らかになり、コンディションを考える上での評価ツールに応用できる可能性が期待された。
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