研究課題/領域番号 |
18K17886
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 名古屋大学 (2021-2022) 青山学院大学 (2018-2020) |
研究代表者 |
田辺 弘子 名古屋大学, 未来社会創造機構, 特任助教 (60780666)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 歩行運動 / 魅力 / 女性らしさ / 対人認知 / 身体表現 / 運動制御 / 歩行 / 歩容 / ロコモーション / 美学 / ラバン理論 / 感性工学 / 神経美学 / 社会生理学 |
研究成果の概要 |
本研究は歩行動作を対象とし、身体運動の魅力の表現と受容のメカニズムを明らかにした。研究1では、歩行者が魅力を表現する際の歩行キネマティクスを分析し、その表現の手段として女性らしさや健康と関連した動きが鍵となることが明らかになった。また研究2では観察者の魅力認知と関連する歩様を検討し、歩行者自身の表現と同様、評価者も女性らしさや健康と関連する動きにより魅力評価を行うことが明らかになった。また歩様の女性らしさと魅力のそれぞれに寄与する歩様についても明らかにした。研究3では研究1と2の結果に基づき、歩様の魅力を説明するモデルを構築した。魅力認知の背後には2つのモデルが存在する可能性が明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、魅力を介した自己と他者の相互作用における身体の動きの特徴量を解明したことで、自己表現と対人認知に関与する身体運動という表層の心理的メカニズムを明らかにすることができた。また、歩様の魅力を説明・予測可能なモデルを構築したことで、魅力的なバイオロジカルモーション生成過程における重要な科学的基盤を構築することができた。近年、メタバース等における産業が拡大しており(アパレル商品の販売など)、本研究の成果は、人の心を動かす人間の動きの生成において様々な産業への活用可能性がある。
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