研究課題/領域番号 |
18K17904
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 日本体育大学 (2021) 中部学院大学 (2018-2020) |
研究代表者 |
鈴木 康介 日本体育大学, 児童スポーツ教育学部, 助教 (20804727)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 疾走動作 / 疾走能力 / 短距離走 / ピッチ / ストライド / 小学生 / 静止立位姿勢 / 練習効果 |
研究成果の概要 |
本研究は、走ることが苦手で短距離走の技能水準が低い子どもの技術的課題を明らかにしたうえで、優先的な指導内容について明らかにすることを目的としたものであった。研究期間内での主な成果として、まず児童期において疾走能力の低い子どもは高い子どもに比べて合理的な疾走動作が身についていないことが明らかとなった。また特に走ることが苦手な児童に対しては、指導によって遊脚の膝の引き付けや身体の真下近くでの脚操作が改善されることで疾走能力が向上するものと考えられた。加えて、走ることが苦手な児童の疾走能力の向上においてはストライドの延長よりもピッチの増加が大きく寄与する可能性があると推察された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
子どもの疾走能力について、疾走速度は経年的に増大していくことが複数の研究によって報告されているが、同学年内での相対的な疾走速度の位置づけは学年があがっても大きく変わらないことも指摘されている。一方で疾走動作の経年的な変容については十分な研究の蓄積がなく、特に相対的に疾走能力の低い子どもの疾走動作の変容はほとんど明らかにされていない。本研究の成果は、疾走能力の低い子どもを対象として疾走動作の実態や指導による効果を明らかにしてきたものであることから、子どもの疾走能力の総体(疾走速度やピッチ、ストライド、疾走動作の関連など)の解明の一助になったと言えよう。
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