研究課題/領域番号 |
18K17907
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 神戸大学 (2021-2022) 立命館大学 (2018-2020) |
研究代表者 |
岡野 真裕 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 助教 (90809956)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 対人間協調 / 同期 / エクササイズ / 同期現象 / 疲労 / 注意焦点 / エネルギー消費 / 非線形時系列解析 |
研究成果の概要 |
「他者と一緒に運動を行うと、無意識的な動作協調により運動を行う人の心理的・生理的状態に変化が生じる」という仮説を検証する研究を行った。一定のテンポをメトロノーム無しで維持する踏み台昇降運動を用いた実験を行った結果、単独で運動すれば遅くなってしまうテンポでの運動あっても、2人組でステップタイミングを同期しながら行えば、テンポを維持しやすいことが明らかになった。また、2人組の運動では1人での運動と比べ心拍数は大きく変わらない一方、高揚感が高まることが示唆された。さらに、ステップタイミングを精度良く検出するため、市販の素材を利用して、靴の中敷きに装着できる柔らかいフットスイッチシステムを開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
一定のリズムを保っての動作を2人組で同期しながら行うと、意図せずテンポが速くなりやすいことが知られていたが、これまでは電子ドラムなどを使ったタッピング動作でしか検討されてきていなかった。本研究はこの効果を踏み台昇降運動という全身的な運動で検討し、加速までは至らなかったものの、遅くなることを防げるという効果が得られることを確認した。こうした効果を利用できるように運動環境を整えることで、運動強度が意図せず下がってしまうような不都合を回避することができる可能性がある。
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