研究課題/領域番号 |
18K17911
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 広島文化学園大学 |
研究代表者 |
升本 絢也 広島文化学園大学, 人間健康学部, 講師 (40814413)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2020年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2019年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 個人間協応運動 / 相補的力発揮 / ジョイント・アクション / 力の非対称 / 等尺性力発揮 / 力制御 / コーディネーション / 個人間協応 / Joint Action / 運動制御 / 相補性 / タイミング制御 |
研究成果の概要 |
本研究は個人間の力の非対称が力発揮課題における与える影響を検討した。本研究は個人で力発揮し、目標値一致させる課題と2人が力発揮し、その総和を目標値に一致させる個人間課題で構成された。個人間課題では力の発揮の配分を操作しない1:1条件と、実験的に2人の力の配分を操作する1:0.75条件と1:0.5条件を実施した。その結果、2人の力発揮における負の相関関係は1:1条件の方が1:0.75条件と1:0.5条件よりも高く、絶対誤差は1:1条件の方が1:0.5条件よりも小さかった。したがって、力の非対称の増加にともなっては相補的力発揮と個人協応運動のパフォーマンスが低下した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
人間は日常生活やスポーツで「2人以上の人間が環境の変化を引き起こすために、彼らの動作を時空間的に協応化させる」ジョイント・アクションを行うが、その際の2人の運動の役割は平等でなく、非対称である。 従来の研究では非対称のジョイント・アクションは両者の一方の運動を他者が追従するというleader-followerの関係つまり時間的な非対称の関係を検討する傾向にあったが、本研究では個人間の力の非対称が協応パターンやパフォーマンスに影響を及ぼすことを示した。このような知見は日常生活やチームスポーツにおいてジョイント・アクション時の協応関係やパフォーマンス改善するための基礎知見になると考えられる。
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