研究課題/領域番号 |
18K17917
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究代表者 |
原 文香 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 畜産研究部門, 研究員 (00781684)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | ミトコンドリア / 老化 / 腎障害 / α‐Klotho遺伝子 / 腎臓 / 代謝 |
研究成果の概要 |
老化の原因の1つとして加齢によるミトコンドリア機能の低下と異常がある。本研究ではミトコンドリア機能改善薬による新たな老化予防法の確立を目指した。老化モデルマウスに薬剤を投与すると生存率が上昇した。また、老化マウスの腎臓ミトコンドリア機能を解析し薬剤による改善効果を明らかにした。さらに、薬剤を長期投与した老化モデルマウスの血液のメタボローム解析を行った結果、ミトコンドリアの代謝経路の1つであるTCA回路の構成産物等がミトコンドリア機能改善による老化抑制時の評価マーカー候補として選抜された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、新規ミトコンドリア機能改善薬により、生体のミトコンドリア機能を維持・適正化することで老化を予防し、その進展を阻止できるという新たな老化抑制法の可能性を、老化マウスを用いた実験で明らかにした。本成果は、今後迎える超高齢化社会において、健康寿命の延伸やQuality of life向上に寄与することが期待される。
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