研究課題/領域番号 |
18K17941
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 神奈川大学 |
研究代表者 |
北岡 祐 神奈川大学, 人間科学部, 准教授 (30726914)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | エクサカイン / 運動 / エクソソーム / ミトコンドリア |
研究成果の概要 |
高強度インターバルトレーニングは効率的に運動パフォーマンスを高めると考えられているが、全身性の因子の影響は不明である。本研究では、運動後に採取した血清を細胞に添加する実験から、高強度インターバル運動直後の血液中にはエネルギー代謝(解糖系およびミトコンドリア呼吸機能)を高める因子が含まれていることを明らかにした。本研究では、これをエクサカインと定義した。阻害剤を用いた実験によって、エクサカインは運動によって細胞外小胞に含まれる形で分泌される可能性が示唆された。エクサカインが実際に運動による身体の長期的な適応にどの程度関与するのかは今後の研究課題である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
運動は健康の維持および増進に貢献すると考えられているが、そのメカニズムは不明な点が多い。近年、骨格筋から分泌される生理活性因子であるマイオカインの重要性が示唆されているが、運動効果をもたらす物質は骨格筋由来の因子だけとは限らない。本研究では運動によって体内で分泌される因子をエクサカインと定義し、細胞外小胞に含まれる形で分泌されるエクサカインが運動による身体の適応に関与する可能性を示した。
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