研究課題/領域番号 |
18K17955
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター |
研究代表者 |
牧野 圭太郎 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 老年学・社会科学研究センター, 研究員 (90775545)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 身体活動 / 慢性疼痛 / microRNA / 炎症性サイトカイン / エピジェネティクス |
研究成果の概要 |
本研究は、身体活動量と疼痛の縦断変化について、microRNAおよび炎症性サイトカインの変化に着目した縦断解析を行い、身体運動による疼痛緩和メカニズムの解明へと繋げることを目的とした。 地域高齢者を対象に、身体活動量、疼痛状態、炎症性サイトカイン濃度、および網羅的なmicroRNA発現解析を2時点において繰り返し評価した。縦断解析の結果、慢性疼痛を有する者は日常の歩行時間が減少し座位時間が増加する傾向が認められた。また、慢性疼痛の縦断変化と関連するmicroRNAの動態を検討した結果、先行研究で慢性炎症との関連が報告されているmicroRNAの発現量に有意な縦断変化が認められた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
慢性疼痛に対する非薬物療法として身体運動は国際的に推奨されているものの、なぜ身体運動が疼痛緩和に繋がるのかについては未だ十分に明らかにされていない。本研究結果は、身体運動と疼痛緩和との間に存在するメカニズムの解明において、新たな側面からのアプローチとして有用な知見を提供するものと考えられる。
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