研究課題/領域番号 |
18K17968
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
内田 貴之 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 助教 (00803561)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | アコニターゼ / ミトコンドリア / 筋萎縮 / 廃用性筋萎縮 / 酸化ストレス / 鉄代謝 |
研究成果の概要 |
本研究では、ミトコンドリアの酵素アコニターゼに着目し、筋萎縮の進展に果たす役割を検討した。平成30~31年度の研究期間において、アコニターゼの発現低下により、遅筋型のミオシン重鎖タンパク質の減少が認められた。さらに、各種阻害剤を用いた検討から、アコニターゼノックダウンによるミオシンタンパク質の分解には、マトリックスメタロプロテアーゼが関与していることが示唆された。また、アコニターゼの発現低下は細胞内ATPレベルの低下を誘導し、ミトコンドリアによる好気的代謝を障害して嫌気的代謝を亢進させることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究はTCAサイクル上の重要な酵素であるアコニターゼの筋萎縮における役割について検証した、初めての研究成果である。さらに、エネルギー代謝と筋萎縮の関連性について新たな見地を切り開く点において学術的意義がある。これらの研究成果は、エネルギー代謝が筋量維持に重要であることを示し、ミトコンドリアを介したエネルギー代謝の賦活化が筋萎縮予防につながる可能性を示した点において社会的意義がある。
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