研究課題/領域番号 |
18K18022
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分60040:計算機システム関連
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研究機関 | 電気通信大学 |
研究代表者 |
八巻 隼人 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 助教 (20782197)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | インターネットルータ / パケット処理キャッシュ / 省電力 / 高スループット / パケット予測 / TCAM / パケット予測処理 / パケット処理 / 初期参照ミス / ルータ / キャッシュ / データ予測 |
研究成果の概要 |
本研究では,インターネットルータのテーブル検索を高速化・省電力化するパケット処理キャッシュ(PPC: Packet Processing Cache)において,近い将来に到着するパケットを予測して事前にテーブル検索を行い,その結果をキャッシュするパケット予測処理機構を提案した.研究成果として,近年研究が進められている多階層PPCに本機構を適用することで,従来の1.38倍のスループットを74%の消費電力で実現できることを明らかにした.また,提案機構のハードウェア実装にかかるオーバーヘッドはPPCの実装回路全体の1%程度であることを示した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果により,これまで1Tbps程度の処理速度が限界と見込まれていたインターネットルータのテーブル検索において,同程度の消費電力で1.5Tbps程度の処理速度を実現できることが示された.また,提案機構をハードウェア実装する際のハードウェアコスト量についても明らかとなった.本研究成果が波及することで,1Tbps以上の処理速度を備えたルータをこれまでよりも低コストに実現することが期待できる.
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