研究課題/領域番号 |
18K18041
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分60060:情報ネットワーク関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
石田 繁巳 九州大学, システム情報科学研究院, 助教 (10724388)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | センサネットワーク / センサ測位 / 測位システム / フィンガープリント法 / 屋内測位 |
研究成果の概要 |
本研究は,BLE(Bluetooth Low Energy)やZigBee(IEEE 802.15.4)などの省電力無線通信技術を用いた屋内測位の精度向上を目的としている.BLEやZigBeeなどの省電力無線通信技術は帯域幅が狭く,壁や天井などで複雑に反射した電波が入り交じる屋内マルチパス環境においては測位精度が大幅に低下する.本研究では,チャネルを切り替えながら通信した場合にチャネルごと・場所ごとに特性差が現れることに着目し,複数チャネルの通信特性差を利用して測位精度を向上させる技術を実現した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により,ZigBeeやBLEを用いた測位において推定精度の著しい低下を防ぐ技術が確立されたと言える.これまで測位精度の問題でWi-Fiを採用せざるを得なかったようなIoT機器における通信モジュールの置き換えに大きく寄与できる.通信モジュールの置き換えは通信性能の低下につながるが,消費電力の低下に伴ってより小型なデバイスの実現も可能となるなど,副次的な面も含めると大きな波及効果が期待できる.また,広帯域化する無線通信方式にも応用ができる方式であることから,より通信とともに高精度な測位を実現するための基盤技術になりうると期待される.
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