研究課題/領域番号 |
18K18053
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分60070:情報セキュリティ関連
|
研究機関 | 福知山公立大学 (2020-2021) 仙台高等専門学校 (2018-2019) |
研究代表者 |
衣川 昌宏 福知山公立大学, 情報学部, 准教授 (00710691)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
|
キーワード | 電磁波セキュリティ / ハードウェアトロイ / 真正性保証 / 環境電磁工学 / 情報セキュリティ / ハードウェアセキュリティ / 電磁情報セキュリティ / 情報システム / 電磁環境 / 意図的電磁妨害 / 電磁情報漏えい |
研究成果の概要 |
本研究では、電子機器の情報セキュリティの安全性を低下させるハードウェアトロージャン(HT)による回路改変攻撃のうち、攻撃痕跡を残さず遠隔攻撃が可能な意図的電磁妨害(IEMI)をトリガとして動作するHTである無線(RF)HTについて、RFHT攻撃耐性を有する電子機器の基礎的設計手法に関する以下の成果を得た。(1)RFHTとIEMIによる電子機器の情報機密性低下の検証、(2)RFHTが電子回路に挿入される事で生じる電子回路への影響の解析、そして、(3)電子回路へ挿入されたRFHTの検出手法として、電子回路の真正性確認を電子回路自体でセルフチェック可能手法を開発した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
電子機器の電子回路は情報セキュリティの信頼性の根源(Root of Trust)であるが、その真正性維持については十分な議論がなされておらず、電子回路への回路改変攻撃が行われた場合、上位レイヤでの情報保護技術による検出は困難であり、その回路上で動作するOSやアプリケーションソフトウェアの信頼性の低下を招く脅威となる。本研究では、攻撃の痕跡が残らない無線を用いたハードウェアトロージャン(RFHT)による電子機器の情報機密性低下について検証を行うと共に、情報セキュリティ、環境電磁工学の2分野の知見を併せ、電子回路レベルでRFHTによる回路の真正性低下を検出可能な基礎的な自己診断技術を開発した。
|