研究課題/領域番号 |
18K18092
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分61020:ヒューマンインタフェースおよびインタラクション関連
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
上間 裕二 大阪府立大学, 研究推進機構, 客員研究員 (20713671)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 瞬目 / ヒューマンインタフェース / 自律神経活動 / 認知負荷 / Wearable device / Eyewear / Activity tracking / Eye Blink / Electrooculography |
研究成果の概要 |
本研究では,人の瞬目の中でも自発性瞬目に注目して人の集中度を定量的に評価する手法構築を目指した.本研究の成果として,算術タスク中およびコントロール(安静)の2状態に対して瞬目数の比較を行い,算術タスク中は瞬目数が大きく減少することが個人に依らず再現性が高いことを確かめた.これにより,瞬目の変化の振る舞いが集中度を評価することに有用であることが示唆された.また,当初の予定にはなかったが,本研究の過程で同時に計測していた自律神経活動の分析を通じて,瞬目と自律神経活動に基づく疲労度に関連がある示唆を得た.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的な意義として,ヒューマンインタフェース分野における貢献がある.すなわち,通常の眼鏡の外観に近い簡易計測装置により得られた瞬目データと人の認知活動の一つである集中度との関係について示唆を得ることができた.また,本研究では当初より最終的なアウトプットとしてメガネ型ウェアラブルデバイスと携帯端末による集中度計測および集中度の維持や変容が可能なシステムの構築を目指しており,実社会アプリケーションとしての発展を意識した研究開発を行っている.そのため,今後の研究の発展に伴いスムーズな社会実装が期待できる.
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