研究課題/領域番号 |
18K18140
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分61060:感性情報学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
研究代表者 |
阿部 真人 国立研究開発法人理化学研究所, 革新知能統合研究センター, 研究員 (60758027)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 探索行動 / 臨界現象 / 脳 / 会話 / ベキ則 / ネットワーク構造 / ニューラルネットワーク / レヴィウォーク / 非線形ダイナミクス / Zipf則 / 活動量データ / 臨界点 / 時系列解析 / 認知機能 / 認知症 / バーチャルリアリティ / バイオロギング |
研究成果の概要 |
脳は安定で固い状態と乱雑な状態の間の臨界点に調整されることで高いパフォーマンスを示すことが知られている。本研究では、脳の状態が臨界点に調整されることで、機能的な探索行動を示すことを数理的に明らかにし、さらに人間の実証データでは認知機能が高い人ほどそのような探索的な振る舞いを示すことを明らかにした。この知見は、認知機能低下を早期発見するためのシグナルを抽出することや、認知機能低下を防ぐための介入手法の開発に対して基礎的な知見を与えると期待できる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
行動と脳の関係を臨界現象と探索行動の観点から明らかにしたことで、これまで入力と出力という観点から明らかにされてきた脳の動作原理だけでなく、脳の自発的な活動と行動の関係に関する基礎知見を得ることができた。また、人間の日常的なデータから脳の状態の良し悪しを定量化することが可能になり、認知機能低下を早期発見するためのシグナルを抽出することや、認知機能低下を防ぐための介入手法の開発に対して基礎的な知見を与えると期待できる。
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