研究課題/領域番号 |
18K18144
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分62010:生命、健康および医療情報学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
川又 生吹 東北大学, 工学研究科, 助教 (30733977)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | DNAオリガミ / DNAナノテクノロジー / DNAコンピュータ / データベース / 設計ソフトウェア / 分子ロボティクス / 分子サイバネティクス / DNA超分子 |
研究成果の概要 |
DNAオリガミナノ構造体について、(1)設計情報のデータベース、(2)複合体の設計ソフトウェア、(3)シミュレーションプラットフォーム、の三点を開発した。いずれのツールも、ウェブブラウザで使用可能であり、専門家でなくても容易に利用できると期待される。さらに、本研究で培ったノウハウを活用することで、様々なDNAオリガミ構造体を作製し、その機能を実験的に評価することに成功した。上記の成果は、論文や学会において報告した。また、DNAオリガミに関する書籍を2021年5月に出版する予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で開発したDNAオリガミナノ構造体のためのソフトウェアや、本研究期間中に執筆したDNAオリガミに関する書籍は、分野への新規参入者に対する障壁を最小化し、自己組織化を用いた分子ナノテクノロジーの発展に寄与するものと考えている。その例題として申請者は、細胞の膜モデルに穴を開ける筒状のDNAナノ構造や、変形と結合の様式をプログラム可能なのDNAオリガミ分子材料などの開発に成功した。これらの研究は将来的に、スマートな投薬制御や、自己修復材料の創発につながると期待される。
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