研究課題/領域番号 |
18K18163
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分62030:学習支援システム関連
|
研究機関 | 茨城大学 (2019-2022) 室蘭工業大学 (2018) |
研究代表者 |
柴田 傑 茨城大学, 理工学研究科(工学野), 助教 (90649550)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
|
キーワード | 身体動作 / 学習支援 / バーチャルリアリティ / 振動刺激 / 身体動作解析 / マルチモーダル |
研究成果の概要 |
楽器演奏などの身体技能を学習する場合,身体の動きを把握して練習することが重要である.そこで,学習者に視覚によって身体動作を提示する手法が研究されている.しかし,三次元空間中の詳細な身体の動きを視覚のみで把握することは難しい.また,視覚での情報提示に代わって力触覚による動作の提示システムも研究されているが,装置の制限などによって動作そのものを阻害する可能性がある.そこで,本研究では動きを阻害せずに効果的に動作を教示するために,振動提示と視覚提示を組み合わせた動作教示システムの開発を目指した.特に,楽器演奏の技能の教示場面として三味線の学習を例とし,三味線演奏の動作を教示するシステムを開発した.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果によって,三味線学習の初期に必要となる右腕の三次元的な動きを,視覚と振動を組み合わせて提示可能となり,短い時間で基礎練習を完了してスムーズに曲の練習に移行可能となった.これにより,日本の代表的な民俗芸能である三味線の学習を支援することができる.また,本成果は,三次元的な動きの習得が必要な他の楽器や身体技能の習得にも活用できると考えられる.特に奥行方向の動きを含む動作で,従来の映像による学習が難しい動作においても効果的な学習支援が可能であり,幅広い応用が期待できる.
|