研究課題/領域番号 |
18K18207
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分64010:環境負荷およびリスク評価管理関連
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
小崎 大輔 高知大学, 教育研究部総合科学系複合領域科学部門, 講師 (60802535)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 水銀 / 土壌 / 抽出 / 分析化学 / リスク評価 / マレーシア / 簡易分析 / 土壌採掘 / 土壌環境 / ボーキサイト / 水圏環境 / 水銀汚染 / ボーキサイト採掘 / 溶出リスク評価 |
研究成果の概要 |
本研究では、循環型水銀抽出装置の開発を行い、従来の水銀抽出法と同程度の抽出性のを示すことが明らかとなった。これにより、従来、ガラス器具や容器の移し替えなどを要した抽出過程を全て自動化することに成功した。加えて、並行で検討を実施していた水銀の簡易分析技術の開発を推進した。本技術は、2020年3月に特許出願が完了し、英国王立化学会の発刊するAnalytical Methods誌に掲載され、表紙及び『HOT Articles 2021』に採用された。また、JSTによるA-STEP(トライアウト)事業に『完全閉鎖セル式水銀還元気化法を用いた簡易水銀測定キットの開発』という題目で採択された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題において得られた研究成果の一つである、『完全閉鎖セル式水銀測定法』は、これまでに存在しなかった水銀の簡易分析法であり、無機水銀に限った場合、オンサイトでの高速測定も可能であり、今後、東南アジアや南米などの水銀に関連する問題への対応において、水俣条約に関連する事項も含め、社会的な意義は非常に大きいものと確信している。現在は、国内の水銀分析及び水銀除去をに関する研究開発を主とする企業との共同研究に基づき、本技術を利用したポータブル型の水銀分析装置の開発にも着手している。
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