研究課題/領域番号 |
18K18214
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分64020:環境負荷低減技術および保全修復技術関連
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研究機関 | 東京電機大学 (2019-2020) 東京工科大学 (2018) |
研究代表者 |
筒井 裕文 東京電機大学, 理工学部, 助教 (70620649)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 抗菌薬 / アンモニア酸化細菌 / 排水処理 / 群集構造解析 / T-RFLP法 / 抗菌薬耐性機構 / 群衆構造解析 |
研究成果の概要 |
畜産排水の処理で問題となる抗菌薬による窒素処理の問題を解決することを目的として,抗菌薬存在下で活性を示すアンモニア酸化細菌の知見の集積とモニタリング手法の構築を試みた.最適な酵素の選択でモニタリング手法を改善しつつ,テトラサイクリンが排水処理へおよぼす影響を調べ,Nitrosomonas oligotropha/ureaeが重要であることを示した.さらに,レボフロキサシン耐性株の特徴づけを行い,系統学的に既知の株との違いを示すとともに,その耐性機構がDNAジャイレースの変異によることを示した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
畜産排水の窒素除去は流域の水質管理の面から重要な問題であり,家畜に抗菌薬を投与することで抗菌薬が流入した場合の影響を明らかにしつつ,安定な運転に寄与する細菌の情報と比較的簡易なモニタリング手法の開発は有効であると言える.本研究で,広く用いられているテトラサイクリンについて調査を行い,テトラサイクリン存在下で活性を示すAOBについて明らかにすることができ,効率的な畜産排水処理に寄与することが期待される.また,世界的に報告例のないAOBの薬剤耐性機構について,LVFX耐性株について明らかにすることができた.
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