研究課題/領域番号 |
18K18217
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分64030:環境材料およびリサイクル技術関連
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研究機関 | お茶の水女子大学 |
研究代表者 |
伊村 くらら お茶の水女子大学, 基幹研究院, 講師 (60707107)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 貴金属ナノ結晶 / 金 / 銀 / 界面活性剤 / 外部刺激応答 / 抽出 / 吸着 / 金属ナノ結晶 / 分離精製 |
研究成果の概要 |
機能性材料として有用な金属ナノ粒子を識別しながら自在に取り出すシステムを構築するため、機能性界面活性剤を表面保護剤に用いた油相抽出法の開発に取り組んだ。pHに応答する両イオン性界面活性剤が金属ナノ粒子の油相抽出に有用であること、ならびにこの表面保護剤が金属元素ごとに異なる吸着作用を示すことを見出した。これらの知見を基にして刺激応答性界面活性剤の分子構造や濃度制御を通じて保護層形成の違いを引き出し、ナノ粒子の構成元素を識別しうるナノ粒子抽出法を導いた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
貴金属ナノ粒子は、高機能ナノ触媒など多方面で極めて優れた機能性を示す材料である。これらが示す機能はナノ粒子の形態のみならず構成元素の種別にも強く依存するため、分離抽出を導く本研究成果は、ナノ粒子のさらなる機能開発への有用な知見となる。本法における界面活性剤型の保護剤はナノ形態を抽出前後にわたって安定に保持する作用を示しており、その元素識別能の発現によって貴金属ナノ粒子の循環利用への寄与が見込まれる。
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