研究課題/領域番号 |
18K18229
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分64050:循環型社会システム関連
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研究機関 | お茶の水女子大学 |
研究代表者 |
中久保 豊彦 お茶の水女子大学, 基幹研究院, 准教授 (70648766)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 下水汚泥 / バイオマスエネルギー / 固形燃料化 / 焼却・廃熱発電 / 熱収支解析モデル / 技術導入シナリオ / 温室効果ガス / 下水汚泥エネルギー利用 / 温室効果ガス排出削減 / 熱収支解析 / システム設計支援 / エネルギー |
研究成果の概要 |
下水処理場における下水汚泥エネルギー利用の促進支援を目的として,脱水汚泥をエネルギー変換する焼却・廃熱発電システム,固形燃料化システムを対象とした熱収支解析モデルを開発した.設計支援に向け,消化の有無がどのように脱水汚泥のエネルギー変換に影響するかに着目した評価を行い,焼却・廃熱発電システムでは消化なしが,固形燃料化システムでは消化ありが優位となることを明らかにした.大都市下水処理場を対象とした導入戦略の策定支援に向け,シナリオA(資源化経路分散シナリオ)とシナリオB(外部燃料最小化シナリオ)を設計し,2030年度におけるエネルギー収支の改善効果,温室効果ガス排出量の削減効果を定量化した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
下水汚泥エネルギー利用システムの設計と導入戦略の具体化にあたっては,嫌気性消化の運用(新設,継続,廃止)の判断,脱水汚泥エネルギー化技術(焼却・廃熱発電,固形燃料化)の選択が求められる.本研究ではシステムの設計に必要となる熱収支解析モデル,温室効果ガス排出勘定モデル,事業コスト評価モデルを開発した.これら成果物は技術選択,導入戦略立案の支援ツールとして活用することが可能である.
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