研究課題/領域番号 |
18K18232
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分64060:環境政策および環境配慮型社会関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
天沢 逸里 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 助教 (80804989)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | シェアリング・エコノミー / 持続可能な消費と生産 / 消費者行動分析 / ライフサイクルアセスメント / ファッション / サービス設計 / 消費者受容性 / サステイナブルファッション / 衣服 / サブスクリプション / 消費者行動 / 環境影響評価 / プロダクト・サービス・システム / レンタルサービス / 耐久消費財 / 消費と生産 / 消費と生産パターン / プロダクト・サービス システム / サービサイジング / シェアリング / サービス化 / サステイナビリティ評価 |
研究成果の概要 |
本研究は、環境負荷削減と生活の豊かさを同時に達成する消費パターンを明らかにすることを目的とし、研究期間においてシェアリングエコノミーをはじめとする新しい消費形態の環境影響と消費者受容性の研究を実施した。主な研究成果として、シェアリングといった共有型の消費形態が所有と比べて低環境負荷になるためには条件があり、その条件は製品と消費者行動の組み合わせによって決まることがわかった。また、電気洗濯機を事例として消費者がシェアリングサービスを受容するにあたって複数の契機を経ることを消費者行動モデルとして示し、自転車と衣服を例に低環境負荷かつ消費者受容性の高いシェアリングサービス設計を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、シェアリングといった所有しない消費を環境配慮に資する形で拡大させるためには、どんな製品をどのような消費者に、そしてどのようなサービスを付加した上で提供すべきかを考える必要があることを示した。これまで曖昧だった所有しない消費の環境影響増減要因は、消費者移動やメンテナンス、そして対象製品の流通などに関係することが分かり、これら要因を検討することで、環境負荷を戦略的に低減することができる。
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