研究課題/領域番号 |
18K18233
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分64060:環境政策および環境配慮型社会関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
木下 裕介 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (60617158)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | ロードマップ / バックキャスティング / サステナビリティ / カーボンニュートラル / 定量評価 / シナリオ / 持続可能な開発目標 / シナリオ設計 / 未来洞察 |
研究成果の概要 |
本研究では、持続可能社会を対象とした中長期的な戦略・政策の立案支援に向けた、ロードマップの設計支援システムの開発を目的とした。そのために、(A)既存のロードマップ事例の収集・分析、(B)ロードマップ設計支援手法・システムの開発、(C)ケーススタディの実施、という3つの研究課題に取り組んだ。 研究成果として、バックキャスティングの考え方に基づくロードマップ設計手順と、ワークショップ(WS)中にロードマップの作成・定量評価を可能とするシステムを開発した点が挙げられる。民間企業との連携のもと、2050年カーボンニュートラルに向けたロードマップ作成のケーススタディを通して、提案手法の有効性を確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
既存のロードマップ法では、持続可能社会ビジョンと現在の接続が十分に考慮できていない、将来の不確実性に対応できない,ワークショップ(WS)中にロードマップの定量評価ができない、といった課題があった。これに対して、本研究ではバックキャスティングとシナリオの考え方を組み合わせた新たなロードマップ設計手法を開発した。さらに、WS中にロードマップ作成と定量評価を支援するためのツールを開発した。これらの成果は、サステナビリティの文脈でのロードマップ研究の応用という観点で学術的意義がある。また、サステナビリティに向けた企業・自治体における戦略・政策立案を支援できるという点で社会的な意義も大きいと考える。
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