研究課題/領域番号 |
18K18259
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分80010:地域研究関連
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研究機関 | 帝京大学 |
研究代表者 |
丹羽 孝仁 帝京大学, 経済学部, 准教授 (10736268)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 国際労働力移動 / 地域労働市場 / タイ / 人口移動 / 外国人労働者 / GIS / AEC / 外国人 |
研究成果の概要 |
国際労働力移動によって,階層的な地域労働市場が形成されていることをタイを事例として明らかにした。タイ全体の統計資料からは,産業構造の転換が進むタイ経済において,労働力が不足する特定の産業部門に外国人労働力が参入している。しかし,フィールドワークによるデータの実証分析からは,低熟練労働力に位置づけられる外国人労働者とタイ人労働者の間には,所得だけでみても格差が現れており,階層的な地域労働市場が形成されている。このことから,AECによる経済統合は,タイにおいて十分な国際労働力市場の形成に結びついていないことが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
国際人口移動が供給する労働力とホスト国の労働力との競合補完関係をマクロ・ミクロの両視点から明らかにしたことに本研究の意義がある。事例としたタイは,AECの進展により大メコン地域における中心的な役割を果たすと目され,過去数十年にわたってCLM諸国の労働者受容を巡る政策的な対応を進めてきたが,地域労働市場は十分に統合されているとはいえない。グローバル経済という巨視的な動きが,個々の地域経済や個々人というミクロな対象に課題を現出する構造を指摘する本研究の視点は,統計資料の分析に加えフィールドワークによって実証的に検討する必要性も示している。
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