研究課題/領域番号 |
18K18375
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分90110:生体医工学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 |
研究代表者 |
佐藤 千佳 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 量子生命科学研究所, 研究員 (70772888)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | MRI / 二光子顕微鏡 / マウス / 脳 / マンガン造影MRI / 前臨床MRI / ナノ粒子 / 血液脳関門 |
研究成果の概要 |
本研究では、全脳の賦活領域の計測・解析を自由行動下で行う技術開発を目的とした。これを達成するため、脳の機能性を反映するマンガン造影MRI法とex vivo(組織を生体外に取り出した状態)での高い空間解像度での撮影手法を組み合わせた手法を開発した。また広視野二光子顕微鏡と機能的MRIのマルチモダル計測手法を確立し、これらの画像を重ね合わせる技術の検討を行った。これらにより、高解像度でのマンガン造影画像の取得が実現され、異なるモダリティ間の同一領域の比較が可能となった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
機能的MRIは、時空間分解能は低いものの、自由行動下での全脳の機能計測が可能な手法である。一方で脳全体の挙動は個々の神経活動を検出するだけでは理解が困難であり、脳の情報処理機構を解明するためには細胞集団としての活動を検出することも重要である。本研究により神経活動の詳細な解析が可能になり、脳の機能的な理解が深まる。また精神疾患モデル動物に適用することで疾患の原因解明や新たな診断・治療法の開発が期待できる。
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