研究課題/領域番号 |
18K18430
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分90150:医療福祉工学関連
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
中村 美緒 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 特任研究員 (70756543)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 福祉用具 / 評価 / 認知症 / 開発 / 効果 |
研究成果の概要 |
本研究は、認知症者の睡眠障害に着目し、WBの使用効果を検証することを目的とした。睡眠障害を呈した軽度の認知症者を対象に、群内比較試験にて介入前後の睡眠の状況を比較した。その結果、2事例において睡眠時間の増加や夜間中途覚醒回数の減少が見られた。また、1事例は5ケ月間の介入中に昼夜逆転症状が減少し、介護度が5から3に改善した。介護職員の介護度の軽減や意欲向上にもつながった。本研究の結果、認知症者の睡眠障害における薬物使用前の対応として睡眠支援用具を活用できる可能性が示された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
WBは、健康成人や発達障害者、精神病者に対して実証評価が行われ、効果がい示されている。しかし、認知症者を対象とした効果検証に関する文献は国内外共に見当たらない。また、我が国ではWBの本格的な導入に至っていない。そのため、WBを活用することにより認知症者の睡眠障害にどのような影響があるのか、客観的な指標を用いて効果を検証する必要がある.
|