研究課題/領域番号 |
18K18454
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
超高齢社会研究
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研究機関 | 東邦大学 (2019) 京都大学 (2018) |
研究代表者 |
武井 義則 東邦大学, 医学部, 教授(寄付講座) (30502455)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 老化 / 情報伝達 / 認知 / 成体神経細胞産生 / 認知能力 |
研究成果の概要 |
本研究は、老化による認知機能の低下を抑制する脂肪組織-脳連関を明らかにして、健康寿命の延伸に寄与する事が目的である。我々のグループでは、高週齢になっても認知機能や耐糖能に老化が見られない老化遅延マウスの作出に成功している。本研究では、この老化遅延マウスの細胞を正常な高齢マウスに移植して、老化した認知機能や耐糖能が改善できることを見出した。 老化遅延マウスは、発生段階から遺伝子操作の影響を受けているのに対し、細胞移植による老化改善では、遺伝子改変を受けてないマウスの老化を改善できることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回の研究成果によって、末梢組織による中枢神経組織の老化制御が行われている事を明らかにすることができた。老化は、様々な臓器で別々のスピードで進行する一方で、それぞれの臓器が相関しながら進行するという、相反する性質を有している。今回の知見によって、老化を制御する組織間相互作用の一端を明らかにできた。さらに研究を進めることで、高齢者糖尿病、認知症などの加齢関連疾患に全く新しい予防方法を提案する可能性がある。
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